競合しているからこそ不動産屋は狙い目ブログ:150924


あたくしは物心ついた頃から、ママとだけは
学校のこと、好きな人のこと、将来のこと…なんでも話してきたし、
その関係は今でも変わらない。

しかし、父との関係は全く違う。
あたくしの父は非常に寡黙で、それでいてとてもシャイ。

あたくしが小学生の頃ですら、
父とはほとんどくちをきいた記憶がないし、
怒られたり褒められたりした記憶もない。

幼い頃は、
あたくしに対する父の無関心な態度を当然のように感じていたが、
あたくしも思春期を迎える頃には
そのような父の姿勢に疑問を感じるようになった。

そこで、ママに
「なぜお父さんと結婚したの?」と尋ねたことがある。

するとママは、
「結婚したときはもっとおしゃべりだったんだよ!」と、
諦めの気持ちが半分見え隠れするような笑顔でそう答えた。

父は、あたくしのことが好きではないのだろうか…

学生時代、あたくしは神戸で一人暮らし。
大学一年の夏休みに帰省した時…

久しぶりに実家のドアを開けて驚いたことがある。
あの父が、満面の笑みで「おかえり」と声をかけてきたのだ。
これは事件だった。

あたくしはなんだかむず痒い気持ちになって、
少々ポカンとしていた。

父がその場を去ったあと、
ママが「お父さんの書斎を見てごらんよ」と
にやにやしながら声をかけてきた。

父の書斎をこっそりのぞくと、
あたくしが通う大学から送られてきたであろう大学情報誌や学部報が
机の上に積まれていた。

その光景を見て、
あたくしはなんだか心が締め付けられるような思いがした。

久しぶりに実家に帰ってきた
娘の姿を見て満足そうに微笑む父の姿を見て、
あたくしからも父に歩み寄ってみようという気になった。

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